今週のお題「わたしの節分」
保育園行事のひとつ豆まき。
私は毎年保育園で子どもたちと豆まきをしています。
子どもたちとの豆まきは楽しくて怖い。。。でも楽しいのです!
子どもたちと鬼のお面作り
毎年節分が近づくと子どもたちと鬼のお面を作ります。
ところでなぜ、鬼を追い出すのに子どもたちは鬼のお面を作るのか。
鬼になってココロの鬼を追い出すため。。。と。
うちの保育園ではそういうことになっていますが。
みなさんそうなんでしょうかね???
お面作りという製作活動も大きな目的のひとつてす。
年齢に合わせて、塗ったり貼ったり切ったり。
いろんな経験を楽しむのも成長の手助けになります。
豆まきごっこ
豆まきの日までは豆まきごっこを楽しみます。
今年、私は2歳児と豆まきごっこです。
新聞を小さく丸めて豆を作ります。
私が書いた鬼の絵を壁に貼ると
豆作りにも気合いが入っていました。
それに向かって新聞豆を投げます。
「わーい。あたった!!!」
「先生、鬼の声でイタイイタイって言って!」
鬼の声ねぇ。
先生はなんでもできる訳じゃ。。。
いえ。できます。お安いご用( ̄▽ ̄)ゞ
「いててて。やめてくれ。やめてくれ!」
すると子どもたちは嬉しそうに何度も何度も投げます。
ただ楽しいだけではなく
行事の意味を知ったり、投げる力や丸める力を養ったりする意味があります。
でも子どもたちと遊んでいて思うのです。
ふれあって楽しいのがいちばん。
それが何より。
そしたら体もココロも育まれていくのです。
節分お楽しみ会
さて。
おととい金曜日は豆まき本番でした。
まずはお楽しみ会。
全園児がお遊戯室に集まって豆まきの歌を歌ったり
鬼のパンツのダンスを楽しんだり。
そして保育士たちの鬼のペープサートを見ます。
お話の内容は、、、
*・・・*・・・*・・・*
ウサギがとんがり山を通っておばあちゃんのところへいかなければなりません。
今日は一人です。
でもとんがり山には赤鬼が住んでいて、もしかしたら出会うかもしれません。
困っていると鳩がやって来ていい方法を教えてくれます。
ウサギは鳩と作戦を立てとんがり山を通ります。
するとそこへ鬼が!!!!(やっぱり)
赤鬼はウサギを食べると言います。(やっぱりね)
そこでウサギは鳩との作戦通り赤鬼にこう言います。
「赤鬼さんはなんでもできるんてしょうね。
ねえねえ。もーっと大きくなれる?」
そこで鬼は大きく変身!
次にウサギはこう言います。
「でも小さくなんてなれないでしょう?」
すると鬼は得意気に小さくなってしまいます。
そのあとウサギはこう言います。
「すごーーーい。さすが赤鬼さん。
だけどいくら赤鬼さんでも豆には変身できないわよね?」
さて赤鬼!どうする?
もちろん赤鬼は得意気に小さな豆になります。
するとすかさずウサギは鳩を呼んで鳩が豆を食べました。
めでたしめでたし。
*・・・*・・・*・・・*
なんとも切ない鬼の話ですよね。
ウサギ女子がめちゃくちゃ女子っぽくて。
誉められると図に乗る鬼が愛しかったりして。
女って鬼よりこわかったりするのかな???てへ♪
このウサギ「私より女子力高いわ」と毎年思います( T_T)\(^-^ )
というわけで
そのあと鬼の嫌いな豆で鬼を追い払う豆まきの行事に移ります。
豆まきで鬼を追い出せ!
まずはお互い鬼のお面をかぶって豆を投げ合います。
2歳児はここまで。さすがに怖がるので保育室へ戻ります。
そのあとは、保育士熱演の鬼が登場!!!こわっ!
こんなとき保育士ってなりきり度がすばらしい。
(今年の保育士も大熱演だった)
キャーー助けてーー!!!
逃げ回る子どもたちや勇気を出して豆を投げつける子どもたち。
鬼が出ていったあとは
みんな安堵し、しばらくあんぐりしていますが
落ち着いてくると
泣き虫鬼や食いしんぼ鬼、おこりんぼ鬼を追い払ったと得意気に話しています。
その日は若干、いつもよりよい子になっているような(^。^;)
(それがまたかわいいなぁ)
と言ってもいつもよい子よ!
いつもかわいいよ。
もう鬼は来ないよ。
子どものつぶやき
鬼は本物か?疑惑が漂う
その日、3歳児の子どもが思わず私に聞いてきました。
「ねえねえ。今日の鬼って、先生がしてたんだよね。」
え?う?ん?
「本物じゃなかった?」と聞くと
「え?本物?先生じゃないの?」
とびっくり顔で逆に聞かれましたf(^_^;
子どもたちは知っている。
でもやっぱり鬼は怖い。
鬼先生の熱演に付き合ってくれてありがとう。
みんなのココロの鬼は今頃どこかでどこに行こうかと悩んでいるよ。
いつかまたココロの中にやって来たとき
自分の力で鬼を追い払っていける力をつけていこう。
どうかそのお手伝いができますように。
先生も弱虫鬼とさみしんぼ鬼、めんどくさい鬼が住んでます。
先生のココロの鬼はもう戻ってきているようです(早いけどそんなもんよ)
戻ってきた鬼に乾杯!!!
そして時々その鬼たちと話ながら戦いながらまた過ごしていくのさ!!!
我が家も今日はまめまきです。
みんなで鬼を払おうね。