「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

人生を振り返る雨の帰り道 

私が病になり

家族旅行ができなくなっていた我が家ですが

先週末は少し遠出をしました。

 

cocorony.hatenablog.com

 

帰り道は黒い雲が広がり

度々雨が強く降りました。

高速道路を旦那の運転で帰路へ。

 

ふと思ったのです。

病になった時はこんな感じだったな。

暗い中で大雨にでも打たれているような感じ。

車は自宅へと進んでいるけれど

病の回復への道はわからなかった。。。

真っ暗でどこへ向かえば治るのか

全くわからずにもがいていました。

生きているのがつらかった

cocorony.hatenablog.com

 

しばらく行くと

黒い雲が広がる向こう側に

晴れた空が見えました。f:id:cocorony:20190320075622j:image

ようやくそんな晴れ間が見えたときは

本当にうれしかったけれど

実はその晴れ間が本物なのか

いつも疑って

しかも晴れ間に向かってもそこにたどり着くまでに

ものすごい労力と時間がかかりました。

 

強い雨に打たれているとき

こんな風に家族も一緒に

雨に打たれていたのかもしれません。

私が長い入院生活だった時

娘は毎日電話をかけてきました。

お父さんには言えない悩みを

学校であったいろいろなことを

電話で話してくれました。

あの時

娘は強い強い雨に打たれていたんだと思います。

ごめんね。

本当は一緒に雨に打たれて進んでいたことを

なんとなく気づきながら

自分のことに精いっぱいだったお母さんを許してね。

 

「あっ!こんな近くに虹だよ」

娘が言うので見ると

この曇りで雨の中

私たちの車の近くに虹が。

車が進むと虹は左から右へ。

「こんなことってあるんだ」

娘がぽつりと言いました。f:id:cocorony:20190320075658j:image

そう。

病の時にも虹は見られました。

虹は娘でした。

 

高速道路を走っている間

いろんな虹が次から次へとでました。

ふとーーい虹。くっきりとした虹。

「こんなことってあるんだ」

また娘が言いました。

 

いろんな虹を見せてくれて

ありがとう。

 

そう思っていたら

あられが降り始めました。

病の中「ガンになるよりいい」

と思っていた私は癌になりました。

そう。ココロの中は突然の悪天候

 

幸い完治しましたが

人生はお天気のようなものなのかもしれません。

 

今も晴れたり曇ったり。

でも予報も少しはできるようになったかな。

天気は変えることはできないけれど

どうやって過ごすかはその人次第です。

雨の日も雪の日も風の日も

それなりに心地よく過ごせるように

頑張りすぎず生きていきたいです。

 

みなさまもがんばりすぎず

いろんな天候の日を過ごしていってくださいね。

晴れ間は思い切り楽しんで生きましょう。