「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

子どもたちに学びたいことがいっぱい

今日

保育園の3歳になったばかりの女の子がふたり

絵本を囲んで揉めました。

 

Aちゃんが

絵本「たまごのあかちゃん」を読んでいました。

 

最後のページに5匹のワニの赤ちゃんが

5つの卵からそれぞれ出てきた絵が

描かれています。

 

それを見てAちゃんは

ワニを1匹ずつ指さして

「これがお父さんワニで

これがお母さんワニで

これがお兄ちゃんワニ。

これがお姉ちゃんワニで

これが赤ちゃんワニ。」と言いました。

 

それを聞いていたKちゃんが

「ワニさんぜーんぶ赤ちゃんだよ!!!」と。

 

Aちゃんの発想も

1匹ずつさした指も

そのおしゃべりも全部かわいい。。。

 

そしてKちゃんは正論に気づいて

それを言葉にしたんだよね。。。

 

Aちゃんは怒りました。

「ちがうよ!お父さんワニだよ!」

 

Kちゃんは訴えました。

「ちがうよ!全部、赤ちゃん!」

 

途端に

「ちがうよ!」

「ちがうよ!」

が飛び交う。。。

 

思わず手が出そうになるふたりの間に

サッと入り

 

「わかる。うん。そうだね。

お父さんワニみたいだよね。」

 

「卵から出てきたら赤ちゃんだね。」

 

どちらにも丁寧に声をかける。

 

Aちゃんは泣きながらうなづいて

Kちゃんはふんふんと納得した様子。

 

そのあとすぐに

フフフとKちゃんが笑ったら

Aちゃんがケラケラ笑って

結局私も含めて3人でゲラゲラ。

 

Kちゃんは泣いてしまったAちゃんを

慰めようとしたような

そんな感じに見えました。

 

Aちゃんもワニが全部赤ちゃんだと

知っているんだよね。

 

どちらが悪いとか違うとかじゃないよね。

そう思ったんだからそれでいいよね。

思ったことを言葉にしたんだよね。

いろいろ思っていいんだよ。

違っていてもいいんだよ。

 

友だちを傷つけることもあるんだよね。

そんなときにどうするか。

これからたくさんのいろんなことで

学んでいってほしいです。

自分の想いを言えたあなたたちなら

笑い合えたあなたたちなら

きっと想い合える友達でいられるはず。

 

まだ3年しか生きていない子どもたち。

ふたりの姿から学ばせてもらったのは私の方です。

 

 

自分の気持ちはなかなか言えないで

モヤモヤしてはキリキリして。

ため息ついてばかりです。

 

どうしたら自分の気持ちを伝えられるか。

伝える必要はあるのか。

伝えない方がいいのか。

 

相手の気持ちはわかっているか。

理解しようとしたことがあるか。

 

子どもたちも学んでいるのに

私はどうにも学んでいないような気がします。

 

自分のことばかりになっていないか

少し考えよう。

 

相手に求めすぎていないか

もっと考えよう。

 

こんなに生きてきたのにな。

 

子どもたちから学ぶことは

本当にいろいろあります。

 

純粋な子どもだから

純粋にいろいろ見えるのかもしれませんね。

 

これからも学ぶことだらけです。