「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

秋も一緒に もっと一緒に

春の終わり

父の病気がわかって

いつまで生きてくれるんだろうと

クヨクヨ思っていました。

 

寂しくてたまらなかったけれど

父は治療をして

今日まで生きてくれています。

 

だから私も諦めず

涙を封印して

毎日仕事の帰りには

父の顔を見に実家に行きます。

 

時々は寝ていて

時々は元気がなくて

時々は果物を食べていて

時々は笑っていてくれます。

 

 

孫(私の娘)が父のために作ったお守りを

入院した時にわすれてきてしまって

なくしてしまいました。

きっと身代わりになってくれたんだね

と言ってからしばらくして

娘にお守りがなくなったことを

知らされました。

 

娘は「いいよ。気にせんといて。」と言って

この4連休でまた新たに作って

昨日は届けにいきました。

 

「ありがとう。」と明るく言う父。

にっこり笑って嬉しそうで

一緒にみかんを食べました。

 

娘も「今日のおじいちゃん元気だったね。」

と嬉しそうでした。

私も嬉しくて

お守りを再度作ってくれた娘にも

感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

 

今日は朝から病院で治療をしている父。

これから父を少し遠い病院まで

娘と一緒に迎えに行こうと思ってます。

 

 

もう秋の気配。

朝は肌寒さを感じるし

夕方の虫の声は大合唱だし

保育園の彼岸花が咲き始めたし

空は毎日いろんな雲で模様を作ってくれるし。

 

もう秋なんだね。

 

お父さん。

生きていてくれてありがとう。

一緒にいてくれてありがとう。

 

辛い治療にも挑戦して

辛い症状にも耐えて

辛いのに生きていてくれてありがとう。

 

 

今日の空はひつじ雲でいっぱい。

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冬の空も

来年の春の空も

みんなで見ようね。

 

 

 

では父のお迎え行ってきます。