「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

感じることいっぱいで生きている

今日は仕事を休んで

隣県の大学病院へ行ってきました。

秋晴れの中

いくつものトンネルをくぐり

1時間半のドライブでした。

 

 

8年前

ガンが見つかって

隣県の大きな大学病院で手術をしました。

 

私がその病院へ行きたいと言ったとき

父が

「どこでも好きな病院に連れて行くから」

と言ってくれて

それから半年に一度の検診も

父が送迎してくれていました。

 

今は父が闘病中です。

今回初めて自分の運転で行きました。

 

父だけでなく母も妹も

私が無事病院へ行けるのか心配で

朝から

「気をつけてね」のメールが

どしどし送られてきました。

 

え?私ってそんな危なっかしいっけ?笑

 

 

 

大学病院に行くと

いろんな人に出会います。

私はいつも

そのいろんな人のことを

素通りできず

どんな病気なのか

どんな背景があるのか

助けてくれる人はいるのか

などと考えてしまいます。

 

私って

アンテナが敏感なんだろな。。。

いろんなものが目に入り

それを自分で背負ってしまうようなんです。

 

だから

迷子をよく見つけるし

辛そうな人を見つけることが

よくあります。

 

 

でも今日は病院で

とても素敵な瞬間に出会いました。

 

私が診察を待っているすぐそばで

偶然に再開した2人の女性が

抱き合っている姿でした。

 

Aさん「もしかして〇〇さん?」

 

Bさん「え?あっ!〇〇さん?」

 

Aさん「良かった。また会えた。」

 

そして2人はギュッと抱き合っていました。

 

私がいる待合室は

みんな婦人科系のガン患者さんたちです。

 

私はガンで入院したとき

あえてひとり部屋にしました。

なぜなら

自分がガンを抱えているのに

他のガン患者さんのことも

きっと背負ってしまうことになるからです。

 

私はココロが強くないので

影響の受けないひとり部屋で過ごしました。

 

大部屋の患者さんたちは

食堂でも同じ席に座って

お互いを慰め合って

食事をとっていました。

 

話してる内容は

やっぱりガン治療の話。

前向きな方たちばかりでした。

 

同じガン患者として

いろいろ聞いてみたいこともあったけれど

やっぱりそばで聞いているだけで

それぞれの経験を想像して

辛くなってしまいました。

 

今日出会った2人の女性は

どうやら同じ時期に

同部屋で入院されていたようでした。

 

年齢も同じくらいで

気が合ったんでしょうね。

髪の長さも同じくらい。

 

とても長い間抱き合いながら

「良かった」

「本当に良かった」と

お互い生きていることを

確かめ合うようでした。

 

そばで見ていた私も

ココロがあつくなりました。

 

 

昨日のブログで

いろんなものを背負いすぎないで

荷物をおろして行こうという記事を

書いたばかり。

 

そんな私だけど

どうしても持ちすぎてしまうんですよね。

だからこそ書いた記事。

 

これをやめようと思うけど

感じてしまう自分も自分。

 

でもいいこともあるんです。うん。

 

泣いていた娘には

待ち時間の間に

ラインで気持ちを伝えました。

 

「辛いときはひとりで考えるのもいいし

 人に聞いてもらうのもいいと思うよ。

 お母さんはどんなことでも

 どんなときでも味方。

 よかったらまた相談してね。」

 

娘からはひとこと「うん」って。

 

学校から帰ってきた娘は

鼻歌など歌っています。

 

何があったかは知らないけれど

娘の辛さに気付いてあげれて良かったなーと

思うのです。

 

気づける自分もいい。

うん。

 

自分の全てを受け止めて

多少の改善を施しながら進みます。

 

 

それでもやっぱり

いろんな荷物

持ちすぎてない?

と聞きながら

無理をしないで進みますね。

 

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心配してくれてありがとう。