「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

母娘のいろんな形 不安な気持ちは誰かに話して

私は聖子ちゃんがデビューの時から

長い間ずっとファンでした。

 

『明星』を買ってもらうことなどなかった私は

聖子ちゃんの歌を聴いて

ノートに歌詞を書きこんで

アカペラで何度も何度も歌っていました。

 

家の2階にいるときに

聖子ちゃんがテレビに出ると

「お姉ちゃーん。聖子ちゃんやよー。」

と妹たちが呼んでくれました。

CMの時も呼ばれるほどでした。

 

 

アルバムを買ってもらうこともなかったので

友達が貸してくれたものを

カセットデッキふたつで

線も繋げず録音していました。

 

もう終わるってところで

妹や母が部屋に入ってきたら

その音が入るので最初から録り直しに。

 

「あーん。もおーーー。」

ってなっていたのが懐かしいです。

 

多分私は聖子ちゃんのほとんどの歌を

歌詞を見ずに歌えます。

 

 

高校生になると

仲のいい友達が聖子ちゃんファンで

よく聖子ちゃんの話で盛り上がってました。

 

友達がファンクラブに入っていたので

コンサートは前の方の席で観れました。

 

社会人になると

2日間続けてコンサートがある時は

2日分のチケットを取って

聖子ちゃんを満喫していた時もありました。

 

 

聖子ちゃんが結婚して出産した時

しばらく表舞台から姿を消していました。

 

その時今まで見たことないくらい

ショートになっているのを

雑誌で見つけました。

 

その姿を見た時

「聖子ちゃんもお母さんなんだなあ。」

と思いました。

 

 

聖子ちゃんのアルバムに

まだ2歳くらいのさやかちゃんが

「ツインクルスター♫シャイニンスター♫」と

聖子ちゃんと一緒に歌っている歌が

収録されていました。

 

さやかちゃんはとても歌が上手で

聖子ちゃんとふたりで歌う歌は

本当にすてきでした。

 

 

神田沙也加ちゃん。

どうしてだろう。

本当に自分で命を絶ったんだろうか。

 

さやかちゃんが『アナ』に決まった時

お母さんと大喜びした時のエピソードを

テレビで話しているのを観ました。

 

ぐるナイ』で母娘で

ゴチになります!に出演して

とても仲のいいふたりを観たこともあります。

 

 

聖子ちゃんは子育て中もいそがしくて

さやかちゃんは聖子ちゃんの母に

育てられていたことは

以前から知っていました。

 

聖子ちゃんは結婚してからも

スキャンダルの多い人でしたから

それがさやかちゃんに

どんな影響を与えていたのかはわかりません。

 

 

さやかちゃんが結婚した時

聖子ちゃんは許さなかったと

聞いたことがありますが

その理由はわかるはずがありません。

 

さやかちゃんはデビューしてからきっと

『親の七光り』と言われていたでしょうけど

それがどれだけのものだったのかも

私たちにはわかりません。

 

 

さやかちゃんにとって

母親聖子ちゃんは

どんな存在だったのか

ふたりがどのような関係だったのか

それはお二人にしかわからないことです。

 

 

私はニュースやワイドショーを

見ないようにしていますが

LINEニュースなどでチラッと

『親ガチャ』というワードを見ました。

 

さやかちゃん親子のことを知らない人たちが

そんな言葉を使ってニュースにして

ひとりでも多くの人に

見てもらおうとしているのが

腹立たしく思えます。

 

 

『マイフェアレディ』に選ばれた時は

親の七光りではなく選ばれたことに

とても喜んでいたさやかちゃん。

 

さやかちゃんは愛らしく

伸びやかな声がとても魅力的で

私は「いつかミュージカルを観に行きたい」と

思っていました。

 

そういう人たちも多かったでしょうに。

 

 

さやかちゃんには

何か理由があったのでしょうが

命だけは絶ってほしくなかった。

 

母娘の関係なんて

完璧なんてことはないはずです。

 

私と母を考えてみたら

常にお互いの想いが通じ合っていたとは

言えませんし

 

私と娘がいくら仲がいいからと言って

娘がいつも母である私に

言いたいことを言えていたかどうかと言えば

必ずしもそうではありませんでした。

 

私もイライラして

娘の声に耳を傾けなかった時も

あったはずです。

 

 

さやかちゃんの今回のことを

全て親のせいにするのはどうなのかな。

 

もしかしたら

母、聖子ちゃんには言えない苦しみが

あったのかもしれないし

話し合っていたかもしれない。

 

父、神田正輝さんに

数日前誕生日のお祝いの電話をしたようだけど

父との関係も私たちは知り得ないのです。

 

 

子どもに先立たれた親の気持ち。

どんなに辛いことでしょう。

 

聖子ちゃんのディナーショーが

取りやめになりましたね。

こんな状況でできるはずがありません。

 

 

 

さやかちゃん。

どんなに辛いことがあったんでしょうか。

誰かに相談できなかったのでしょうか。

自分のことをわかってくれる人が

見つからなかったんでしょうか。

 

あなたのファンはたくさんいたんですよ。

あなたの不安を聞いてくれる人も

必ずいたはずです。

 

誰もいないと感じた時は

専門家に話しても良かったと思います。

 

 

辛い時は誰かに聞いてもらいましょう。

 

私は今日はいつもの精神科へ行って

不安なことを聞いてもらってきました。

たくさんたくさん

聞いてもらって安心しました。

 

気持ちをわかってもらえるだけで

ココロがスーッと軽くなることもあります。

 

 

もし今そんな人がいたら

誰かに相談してくださいね。

誰もいないことはないです。

専門家が力になってくれます。

 

 

 

神田正輝さんも聖子ちゃんも

娘がもういなくなったことに

涙は尽きないでしょう。

 

親は自分より子どもに先立たれることを

大概は予想もしていません。

 

どんなに辛いでしょう。

どんなに悔やんでいるでしょう。

 

その気持ちを考えると

同じ親として胸が詰まります。

 

 

 

神田沙也加ちゃんのご冥福を

心よりお祈りしております。

 

 

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今日の病院にもクリスマスツリーが。

クリスマスを迎えられることに

感謝しましょう。