cocoroの中にたくさんのこと

病と共に日々の出来事や想いを綴る

癌の威力

昨日の夕飯は

肉豆腐と決めていました。

簡単だしみんな好きだから。

 

夕飯前に娘が

「キンパ作ろっか?」

と言ってくれました。

 

えー?いいのー?

癌細胞に

家事のやる気まで奪われた私に

娘の声が神様のようで〜〜〜(*´꒳`*)

 

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これがうまいのなんのって。。。

ありがたいことよ。

 

 

ゴールデンウィークの雰囲気も

全くない我が家。

 

もともと

私は病気で仕事を休んでいるし

娘は実習前の自宅待機となっていて

ゴールデンっていう気がしません。

 

暇そうな旦那は

アマゾンプライムで映画を見たり

たまにバイクで出かけたり

たいしたゴールデン休みではありません。

 

みんなの気持ちも

沈んでいるのは

私の癌の再発のせいで。

なんだか申し訳がない。。。

 

昨日は娘が

ネットサーフィンして

やたらと私に似合うワンピースを

探してくれていました。

それも多分私の癌の再発のせい。

 

「これかわいい。

 お母さんどう思う?」

と聞いてきます。

 

「かわいいけど若いわあ。

 着たいけどお母さんには若すぎるわあ。」

と言うと

「そお?」とか「確かに!」と言って

ずっと探すのを辞めないでいてくれました。

 

娘の見つけるワンピースは

そのどれもがぶかっとしていて

お腹を締め付けない感じのものばかり。

 

もうそれだけでありがたい。

 

 

抗がん剤で髪が抜け落ちるなら

ショートにしようかと思い始めた昨日。

 

「手術が済んだらさあ。

 同じ髪型にしよっか?」

と旦那に突然打診してみました。

 

「俺みたいにコボちゃんになる?

 絶対、似合わんぞ!!」

 

旦那は不器用で正直な人だから

ショートにしたことのない私が

なぜ突然そんなことを言ったのか

瞬間的に読み取れず

「似合わんぞ」と言った後

ハッとして

「刈り上げなくてもいいやろ?」と

取り繕っていました。

そんなに気を使わんでもいいよ。。。^ ^

 

ショートのヘアスタイルを検索して

旦那に見せたら

「おっ、いいねいいね。

 そんなの似合うんじゃない?」

とさっきの自分の言葉を

反省するかのように

今度は似合う似合うと言ってきて

ありがたくて笑ってしまったよ。

 

医療用ウィッグを検索して

「これは?」

「これは?」

と聞くたびに

「似合うと思う。」

と言う旦那に

「これは?」と

アルフィーの高見沢系のヘアスタイルを

差し出してみました。

 

「えーーー。

 それは気持ち悪い。」

 

あー良かった。

なんでも似合うって言うのかと思って

心配した〜。

 

 

癌になった樹木希林さんが

生前言っていた言葉を

先日からずっと思い出しています。

「癌はありがたい病気。

 みんなが優しくしてくれるからね。」

 

聞いた時は癌がありがたいなんて。。。

そう思っていたけれど。

 

癌はすごい威力があります。

 

周りの人までを

不安に追い込んでいます。

 

以前乳がんになった

保育園の後輩保育士さんからは

心配でたまらないメールが

長文で送られてきます。

ありがたい。

 

そして時には

やる気も出るようで。。。

ずっと私が接してきたMくんは

私がいなくなったことで

多動がすごくて保育士たち

てんやわんやらしいです。

 

「先生の接し方がいかに良かったのか

 わかります!」

そう言って

ようやくMくんの接し方に

みんなで向き合って

躍起になっているようです。

これがMくんにとって

いい方向にいくだろうと思うと

やっぱりありがたいことです。

 

逆に距離を置く人もいますけどね。

仕方ないしそれでいいです。

 

 

癌はありがたいかあ。。。

 

素直にそうは思えないけど

癌の威力は半端ないです。

 

その威力が

私にも周りの人たちにも

いい方に働きますように。。。

 

 

 

 

 

 

 

不安を手放すために 大切な人のために

昨日の夜。

見なくてもいいのに気になって

先日のMRIの検査結果を

また読み直していました。

 

嫌な文字が並んで

私に攻撃してきます。

 

医師は

「開腹してみないとわからない」

と言いつつ

いろいろ説明をしてくれたけど

画像を見れば

いくつもある腫瘤や結節を示す矢印が

わたしに襲いかかってきます。

 

夜は暗くてひとりぼっちで

ひとりで悶々と考えて

ひとりでどんどん沈んでいきがちです。

 

 

昨日は手芸の1日でした。

娘の作ってくれたタティングレース

何か形のあるものにしたくて

麻布に縫い付けて

巾着袋を作りました。

 

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可愛くできたよ。

 

そして娘にまた

タティングレースの注文をしました。

 

娘は私のリクエストしたものを

黙々と作ってくれました。

今は娘も私の病に不安を抱いています。

だから娘にも手を動かして

不安を少しでも手放して欲しいと

思っています。

 

 

生きたいよ。

 

絶対に生きたいよ。

 

 

今日もまた

手を動かして

形に残そう。

 

私のために。

大切な人のために。

 

 

 

 

わたし生きないとね。

することは山ほどあります。

掃除とか洗濯とか

なんだってあります。

 

でも

癌に対する不安が抑えきれず

なんにも手につきません。

手芸の物が入った棚を

ガサゴソあさって

刺繍をすることにしました。

 

30年ほど前だったかな。

お母さんの刺繍の本を見て

刺繍糸をたくさん買って

いくつも刺繍を仕上げました。

 

途中になっていた

女の子の図案の刺繍を

今日はひさしぶりに再開です。

 

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細かい作業ではありますが

縫い込んでいくと

病気のことを少しの間

忘れていられます。

 

不安はそこに置いたまま

作業をすることの大切さを

今日また感じています。

 

 

「この刺繍出来上がったら

 どうしよかな?

 クッションとかにしよっかー?」

と独り言のように言ったら

そばにいた娘が

「私の部屋に飾るよー。」と。

 

こんな昭和レトロの刺繍を?

と思ったけど

とても嬉しく思いました。

 

そして

「これが私の形見になるんだな。」

なんて

ちょっと悲しいことまで考えてしまって。。

 

すぐネガティブになるんだな。私。

 

 

私が生きているのは

きっと自分のためではなくて

周りにいる大切な人のためです。

 

大切な人がいるから

生きたいと思うのです。

 

私がいなくなったら

悲しいのは私ではなく

周りの人たちです。

 

 

だから私。

まだまだ生きたい。

 

 

生きないと。

 

 

 

娘からの贈り物

検査結果に打ちのめされ

落ち込んでいる私でも

納豆やらヨーグルトやら

豚肉やらキノコやら

食料品を買いに行き

トイレットペーパーやらシャンプーやら

日用品を買いに行き

なんとか普段通りの日常を

過ごしています。

 

かと言って料理する気にはなれず

母からもらった餃子の餡を

娘が皮に包んでくれて

ようやく重い腰を上げ

餃子を焼きました。

 

食べながら

私って本当に病気なんかな。。。

と思うくらい

食欲もあるし

どこも痛くない。

 

それでもやっぱり

検査結果を見ては

落ち込んでいます。

 

 

私が悲しくひとりで寝ている間

娘はタティングレースに夢中。

 

そして

寝ている私の手首の長さを

測っていました。

 

それだけでもう

涙が出そうで。。。

 

 

「お母さん、ちょっと来て〜。」

と夕飯の後に呼ばれて

娘のところに行くと

私の手首にブレスレットを付けてくれました。

 

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今できたばかりの

タティングレースのブレスレット。

 

 

私。

幸せ者なのだ。

 

 

娘はそこにいるだけで

たくさんの贈り物をしてもらっているような

そんな気持ち。

 

私をお母さんに選んでくれて

ありがとう。

 

お母さんの子どもになってくれて

ありがとう。

 

 

癌なんかに負けるもんか。

 

 

 

 

私の命

お父さんに癌が見つかった時

「これも運命だな。」と言っていました。

 

私は「運命が決まってるなんていや!」

と思っていました。

 

 

それなのに

今日の受診で

たくさんの検査の悲しい結果と

これからの治療計画を

医師から告げられ

泣きながら聞いて

泣きながら質問して

帰りの車でも

家に着いても

泣いて泣いて

そして最後に

「こういう運命なんだ。」

と思ったら

ふっと楽になれたような気がしました。

 

 

私は

癌も受け入れて生きる人生を

与えられたのだと思えば

そのように生きていけばいいと

思えるんです。

 

 

でも。

でも。

本当は

悔しいし悲しいし

消えてなくなりたいです。

 

 

だけど

お父さんとお母さんから生まれてきた

大切な命を

私は最後まで感謝して

大事にしようと思います。

 

 

私にできるかな。

 

辛い治療頑張れるかな。

 

 

 

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妹が昨日

私の家に来て

「お姉ちゃん

 私なにもできんから

 甘いもんでも食べて。

 かわいいって言ってくれた私の服と

 同じの買ってきたから使って。」って。

 

嬉しくて悲しくて泣きました。

「お姉ちゃん

 泣かんで。泣かんでいいから。」って。

 

今日はこのカーディガンを着て

病院に行きました。

あったかかったです。

 

 

 

幸せの鉄板焼きとタティングレース

娘のリクエストに答えて

今日の夕飯は鉄板焼き。

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野菜やお肉を

順番に焼いて

「おいしい」「おいしい」

と言いながら食べる

幸せの時間でした。

 

 

娘が最近ハマっている

タティングレース

「お母さんにも教えてあげる!」

と言うので挑戦してみました。

 

「どうせお母さんはすぐに習得して

 私より上手くなるよね。」

と言う娘の言葉に

「きっとそうやなー。」と思いました。

 

でもここは娘の得意なものを

奪わないようにしないと。

 

サッサと習得しないように

気を付けて教えてもらったのだけれど

結局思った以上に難しく

上手く出来ず。。。

 

娘は「お母さん、それなに〜?」

と言ってゲラゲラ笑うので

私も自分の出来なさに

ゲラゲラ笑ってしまったよ。

 

笑いながら楽しく作る

タティングレース

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なんて幸せな時間。

 

 

 

私は

境界悪性卵巣腫瘍 (顆粒膜細胞腫)

と言う希少癌の再発に

打ちのめされて

立ち直れず

それでも日々家事をして

不安なままで過ごしています。

 

 

娘は私が不安なのを感じて

いつも以上に

私にかまってくる。。。

 

かわいい娘。

 

もっと一緒にいたいです。

 

この想いは

きっと叶う。

 

 

叶う。

 

 

 

失いたくないもの

ガン再発で

怖くてたまらない毎日を

なんとか過ごしています。

 

のっけから暗い記事で

ごめんなさい。。。

 

でも

今の私の本当の姿です。

 

 

何が怖いかって。。。

 

笑って話す娘の顔を見て

悲しいほどに楽しくて

失うのが怖いのです。

 

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庭のスズランが咲きました。

来年また見れるかな。

 

 

私が何かしたっけな。

 

何か悪いことをした罰?

 

そりゃね。

いいことばかりしてきたわけじゃないけれど

失敗だってたくさんあったけど。

 

それとも運命?

 

人生が

最初から決まっていたとは

思えんなあ。

 

 

これからも

大好きな人のそばで

生きていきたいのだ。

 

娘と笑ってたくさん話したい。

 

孫を抱っこして愛おしみたい。

 

保育園の子どもたちと触れ合いたい。

 

季節の花を観たい。

 

料理を作って喜ばれたい。

 

ブログを続けたい。

 

音楽や絵や映画を楽しみたい。

 

レザークラフトやピアノを楽しみたい。

 

こんな普通のことを

これからも続けていきたいだけ。

 

死を考えると

生きることに欲張りになる。

そして普通のことが

どんだけ幸せだったのかを

痛いほど知ることになる。

 

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今日もとてもいい天気。

ココロとは裏腹に。

 

それでも

シーツをたくさん洗濯しています。

わたし主婦なんやなあ。

 

不安を抱えている娘を見て

ココロが痛み

心配ばかりしています。

わたしお母さんやからね。