「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

父の通院と雪の思い出

 

昨日は父の通院日でした。

父と付き添いの母の迎えは

私がしました。

 

リモート授業で

すっかり家にこもっている娘も同行。

 

車の中に孫(私の娘)がいるって

そんなに嬉しいことなんだなあ。

車の中があったかくて

まるで父の病気は嘘じゃないかと思いました。

 

でも本当なんですよね。

現実を受け止めないと。

 

 

父は痛みが強くなったため

鎮痛剤が増えたようです。

鎮痛剤といってもロキソニンとかじゃなく

劇薬を使ってるんでしょうね。

 

薬でもいいから

父の体が楽になるなら

それでいいのだ。

 

大雪により

治療が2回もできなかったので

進行が早くなったのかもしれません。

 

 

母は自宅介護も

病院の付き添いも辛そうですが

頑張ってくれています。

 

昨日は

父を一旦家に送り

母をスーパーへ連れて行きました。

 

自分で行くと言うのだけど

暗くなってきて危ないし

たくさん買うのだろうし

私の車で一緒にスーパーへ。

 

 

孫もいるので

「なんでも買っていいよ。

 どんどんカゴに入れなさいね。」って。

 

夕飯に握り寿司を勧められたけど

私がもったいないからいらないと言うと

母は

 「タクシー代を払ったと思ったら

 安いもんよ。

 それにごちそうした方が嬉しいし。」って。

 

娘が握り寿司を食べたそうにしていたので

ここは母に素直に甘えて

握り寿司を3人分買ってもらいました。

 

このスーパーは

肉も魚も野菜も果物もとても新鮮で

調味料もいいものが揃ってます。

 

だから握り寿司はもちろん美味でしたよ。

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食べながら

父はこんな美味しいものも

食べられないんだと思うと

喉がつかえそうでした。

 

 

 

父は病院の帰りの車の中で

積もった雪を見て

「あーー。スキーに行きたいなあ。」

と言っていました。

 

私が小さい時から

我が家は休みになると

スキーに行っていました。

 

始めた頃から父は

私と妹をさっさとリフトに乗せ

「はーい。ついておいでー。」

と言って先を滑って行きました。

 

最初の頃は

滑っていると言うより

倒れて転げて落ちていく感じでした。

 

でもその甲斐あって

コブ斜面も降りて来られるようになりました。

 

スキー合宿に行って

私はスキー検定2級を取得しました。

 

父は私が合格した時

すごく喜んでいたっけなあ。

 

かと言って

役に立ったことって

あんまり思い当たらないけれど。

 

でも娘にスキーを教えるときに

役立ちましたね。

 

そういえば

10年ほど前に

父と母と私の家族と妹家族で

信州へスキーに行ったことが

父とスキーをした最後になります。

父が子どものようにはしゃいでたのを

思い出します。

誰よりも元気にスキーを滑っていました。

 

あの時は

「毎年行こうね!」

なんて言っていたのに

私が病気になるなどして

行けなくなってました。

 

 

1日でいいから

父にスキーをさせてあげたい。

 

 

雪は私たち家族に

大切な思い出を

たくさん作ってくれました。

 

 

でも。。。

大雪には立ち向かえません。

今夜から雪予報。

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来週の父の通院日は

どうぞ晴れていてください。

 

 

父を

お父さんを病院へ連れて行ってあげたいから。

おねがいです。