「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

保育園の継続児の不安感にぎゅっとする

新年度なので4月入所の新入園児さんたちは

どこのクラスでも緊張したり泣いたりしています。

 

進級した子どもたち(継続児)もそんな中

新しい保育室と新しい担任に緊張しているものです。

 

私が担任している2歳児のクラスの子どもたちは

比較的落ち着いているように見えます。

以前から好きだった遊具や新しい遊具を揃えておいたり

喜びそうな保育を考えておきます。

その甲斐あってか新入園児が泣いている中でも

自分の好きな遊びを見つけて遊びを楽しんでいます。

 

が、、、、。

ちゃーーんと知っているよ。

本当は自分も抱っこしてほしいと思っていることを。

 

今週は慣らし保育期間で新入園児がお昼で帰宅しています。

 

午前中あんなに元気いっぱいだったAちゃん。

ままごとではたくさんの人形をおんぶして抱っこして

布団に寝かせ、まるで保育士のように

なりきって遊んでいたよね。

 

でも新入園児が帰宅してお昼寝が始まろうとしたら

ふぇーーん(ToT) と泣いて抱きついてきたのです。

 

ウンウン。知ってる知ってる。

 

なんだかくるくる遊んでいたけど

 

泣いている新入園児をちらちら見ていたこととか

本当は抱っこをもっとして欲しかったこととか

お友だちに「ワンワンじゃなくて犬でしょ」と言われて

めちゃくちゃ腹が立っていたこととか

新入園児のようにママに会いたくなっていたことを。

 

なんとも思っていない顔をして

実はいろいろ感じている。

だから泣いてくれたのです。

 

愛おしくて、ぎゅー。

そうだよね。抱っこして欲しかったよね。

ママに会いたくなったよね。

 

うんうんと頷くAちゃん。

しばらく抱っこされていると自分の布団を指さして

「ねんねする」と言って泣き止み眠りにつきました

 

不安な時はみんなでぎゅー。

先生も不安なことがあるんだ。

でもみんなのことは大事にするから。

いっぱい考えてるからね。

 

明日もそんな子どもたちに寄り添って保育をしたいと思います。

 

明日もみんなの好きなワンワンの本を読むよ。

ワンワンって言ってもいいことをお友だちに言ってあげるよ。

ワンワンの名前が犬ということを教えてあげるね。

 

子どもっていろいろ考えて感じているものですね。