「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

父と過ごすゆるりとした時間

父が病気になってから

入院して

検査して

点滴して

治療して。。。

そして自宅療養となって

1ヶ月半がたちました。

 

最初は自宅療養なんてできるのか

みんなで心配していましたが

訪問医師や看護士さんのお力をお借りしながら

大きな点滴をしてもらい

家で過ごすことができています。 

 

お風呂は

自分で入ることが出来ていますが

いずれ入浴介助もお願いすることに

なるんでしょうね。

そういうことを考えると

ちょっと悲しい。。。

 

今は母がいろいろお世話しているので

父の自宅療養生活も成り立っています。

 

私は母が潰れないように

ちょこっとですが

手伝っています。

 

病院の送迎とか

母の外出時には

実家へ行って父のお世話とか。

 

今日は母が

自動車免許の後期高齢者検定で

家を空けるので

その間の数時間

私が実家にいることになりました。

 

父は治療の影響で

副作用はありますが

以前より少し元気な時や

食べられる時があります。

 

今日は

井村屋のあずきバーを持っていったら

「食べる!食べる!」と言って食べてくれて

嬉しかったです。。ふふ。

 

父はいつもより元気そうだったので

横になっている私の方が

寝てしまいそうでした。

 

父との2人だけの時間が

こういう形でできるとは。

偶然ですがなんとなく嬉しくなりました。

何をするでもないけれど。

 

したことと言えば

トイレとかの父の移動に付いて行ったり

父がちゃっかり買っていた

サマージャンボ宝くじの当選を期待して

確認したり。

ああ、見事ハズレでした〜(T_T)

 

そしたら

「当たるのは病気だけかあ。」

と父が言うので

「今から治るよ。」

と力強く答えておきました。

 

だってもう

あとは治るしかないんだから。

ね。

 

 

私が中学生の時に

父が行ったパンチ実験のことを

覚えているか

聞いてみました。

 

ブログにも書きましたが

父に懇願されて

父の腹筋をパンチしたら

的が外れて肋骨にひびが入ったという事件。

 

「覚えてるよ。」と言うので

「なんであんな実験したんよ〜。笑」

と聞いたら

父はニコッとして

特に何も答えることなく

テレビを見始めました。

 

なんかね。なんか。。。

 

そのときこんなふうに思ったのです、

 

父は今

思い出話はしたくないような気がしたんです。

 

昔の面白いこととか

楽しいこととか

懐かしんで話すのは

まだ早いっていうか。。。

 

まだ生きるって頑張ってる時に

思い出話はしたくないのかな?

なんて思いました。

 

おなら実験のことも聞きたかったけど

今日は聞くのをやめました。

 

思い出話は

父が思い出に浸りたくなった時に

一緒に話そう。

 

今は

日常のことや未来のことを話したいと

思っているような

そんな気がしています。

 

そのあとの母が帰宅するまでの数時間

父はテレビを見て

私はそばで寝っ転がって

なんだか久しぶりの父との2人の時間を

まったりすごしました。

 

母が帰宅して

私が帰るとき

父も母も

何度も「ありがとう」と言ってました。

 

なんもしてないのに

いるだけで「安心する」って言われました。

 

なんだか

泣きたいような

あったかいような

寂しいような

ありがたいような

いろんな気持ちが入り混じったまま

運転して帰ってきました。

 

お父さんありがとう。

一緒に長生きしよう。

お母さんありがとう。

まだまだ元気でおってね。

 

今日の夕焼けもきれいだった。

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ココロにスローな時間を流して

明日もゆるりといきましょう。