「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

お父さんの一回忌法要

3月3日。

今日はひな祭りですね。

我が家は特にひな祭りらしい事はなく

娘といちご大福をいただいたくらいです。

大きなあまおうのいちご大福

美味しかった。

 

 

昨年の3月3日夕方のこと。

手巻き寿司をする予定で

準備をしていたら

その前日に父が入院していた病院から

連絡があり

あわてて病院に行きました。

 

朝から意識がなかったとかで

私が駆けつけてすぐに

父は息を引き取りました。

 

意識がなかったのなら

朝から連絡が欲しかった。

コロナだから?

 

妹も娘も

間に合いませんでした。

 

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今日は実家で一回忌の法要を行いました。

みんなで集まろうと計画していたけれど

母がコロナだから娘たちだけでと言うので

私と妹(次女)が実家に行き

3人で父に手を合わせました。

 

お経を読んでいる時も

父のことを思い出して

涙が出ました。

 

亡くなる前日

病院で私の手を撫でて

「気持ちいいなあ。」

と言っていたのを思い出しました。

お父さんに会いたいなあ。

 

そんなことを思い出していたら

横にいた妹から

お腹の減る音がしていました。

 

「さすがだわ。」

 

法要が終わると妹が

「すーんごいお腹すいたーーー。

 音なったわーーー。」

と笑うので

私も思わず笑ってしまいました。

 

そのあと妹が母に

「お母さん、途中で寝とった?」

と聞いていました。

 

母は

「寝るわけないちゃー。

 お父さんのこと偲んどったわいねー。」

と言って

ふたりでまた笑っていました。

 

明るいふたりがそばにいてくれて良かった。

 

私が

「お父さんに会いたいなあ。」

と言ったのを

ふたりはスルーしてくれました。

これがふたりの優しさです。

 

 

私が最後にした父への親孝行は

父の納骨が終わってから

ガンの再発が分かったことです。

 

もし父がまだ生きている間に

私の再発がわかったら

父は心配したままで

逝かなければなりませんでした。

 

だから。。。

私のガンの再発が

父の死後で良かったと

今日も思っていました。

 

と言っても父はきっと

空から私のことを

案じてくれているでしょうけどね。

 

 

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法要の後は

近くのお店のオードブルを

3人で食べました。

 

「これお父さん好きそうだね。」

と言いながら。

 

お腹のすいていた妹も

母も私も

久しぶりに3人で囲んで食べました。

母が「楽しい。」と言っていました。

お父さんありがとう。

 

 

家に帰ると妹からメールがありました。

「お姉ちゃんのため息が多かったから

 心配になったよ。」と。

 

昨日ブログで書いたことに

私のココロはまだ支配されていたから。

父のガンは見落とされて

手遅れになったことも思い出していたから。

 

妹は難病を抱えています。

でも明るいです。

 

「楽しいことだけ考えることにしたから。」

と言っていました。

 

妹はエライです。

 

 

「ふたりで何か作ってお店に出さない?

 革小物でも布バックでも。」

と提案してくれました。

それも楽しそう。

 

時間が短くても

楽しく生きていけたらいいです。

 

落ち込んでる暇があったら

楽しくなるように

考えていた方がいいに決まっています。

 

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来年のひな祭りの日も

お雛様に会いたいです。

今度はみんなで集まりたいです。

 

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来年また会いましょうね。