今月で私は54歳になりました。
たくさんの人たちのおかげで
こうして無事に今年も歳をとりました。
ありがとう。
ありがとうございます。
私ひとりでは生きられなかったから。
私に力を貸してくれた人たちに
感謝しています。
ココロの病をなん度も繰り返して
ガンになって再発もして
そんな私にとって誕生日は
キセキなんですよね。
地獄のような鬱が少しずつ回復してる今は
変わらない過去のことも
わからない未来のことも
考えないようにしています。
考えるのは「今」のことだけ。
今日は何をしようかな。
どんな小さなことでも
大事に丁寧にしてみると
喜びや生きがいになります。
昨日。
家で急に泣きたくなって泣きました。
私は10年以上も前に
うつ病と診断を受けたのですが
そもそもの症状は
背中の強いコリと痺れが
毎日左右交互にやってくること。
３年ほど我慢して仕事も続けていました。
病院もいくつか行きましたが
原因はわからずで
最後は精神科に行き着き
うつ病と診断されました。
原因は全てに手を抜かず
頑張りすぎたから。
そうは言っても
子育ても家事も仕事も
ただただ
頑張りたかっただけ。
それから一年後
今の病院の主治医に出会ったのですが
身体症状が強いので
身体表現性障害と診断を受けました。
今は身体症状症という名前になっているかも。
要するに体に不具合が起きるうつ病。
脳が誤作動を起こして
体の不具合が続いているそうです。
抗うつ剤の力を借りるしか
ありませんでした。
命を助けられました。
薬だけではなくて
家族や主治医にも助けてもらいました。
今回の抑うつ状態が酷くなったのは
体の不具合の他に
ガンの再発の不安がありました。
「いつ再発するのかな」
「ちゃんと見つかって治療できるのかな」
「私、死ぬのかな」
ガンの再発はしやすいと言われているので
覚悟しているんですけど
だからと言ってその事ばかりを考えていても
なんの解決にもならないわけです。
だから。
うつの地獄から脱した今。
不安なことはほどよく忘れて
「今」に集中することにしたわけです。
そしたら気分もいいし
あまり落ち込むこともなくなりました。
でも昨日。
体の不具合が酷すぎて
ほどよく忘れることができず
辛くて泣きました。
そんな日もあっていいのでは？
歳を取ったら何かしらあるもんだ。
元気そうな人が必ず元気なわけもなく
私を元気そうに思っている人もいて。。
その人の辛さは
本人にしかわからないんですよね。
泣きたい時もあっていいや。。。
そう思っても
辛くてたまらなくて
ドキドキがとまらなくて
そのことを友だちに聞いてもらいました。
迷惑かな。。と思ったけど。
そしたら私の気持ちを聞いてくれて
私の辛さを受け止めてくれました。
しんどい波が来てるんだねって。
辛さに意識がいって
怖くて泣きたくなるんだねって。
それから
私が辛い時はこんなふうにしてるよって
教えてくれました。
そして
生きて存在してるだけで
私は嬉しいよって言ってくれました。
私のことを思ってくれる人がいるって思えて
泣きました。
嬉しくて。
私は主治医や家族だけでなく
友だちにも助けてもらっています。
友だちの言葉に
これまでも何度も救われてきました。
「これからも相談していいの？
あなたの言葉を何度でも聞きたい。」
そんな私のお願いに彼女はこう言ってくれました。
「私は何度でも言うよ。
嫌でも負担でもないの。
いつでも聞くから。ここにいるから。」
またまた泣きました。
ご縁に感謝ばかりです。
人はご縁で生きているのかもしれません。
いいご縁があるから助け合える。
お互いが相手のことを大事に思える存在。
かけがえのない大切な人。
ご縁をいただけることは
ありがたいことですね。
54歳も「今」を大事に生きていきます。
辛いものを背負っているけど
ちょっと横に置いて
せっせときゅうり仕事やナス仕事をしたり
夢中で家の中を片付けたり
オシャレをして買い物に行ったり
千鳥の番組を観たり。
横に置いた辛いものに
押しつぶされる時もあるけど
それも含めて私の生きる道。
私の進む道を
私は自分で決めていいのだ。
朝散歩で歩いた道。
影の私。
ここにいるよ。
明日もあさっても「今」を生きよう。
