「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

親と子の気持ち

ドラマ『さよならマエストロ』

最終回のひとつ前が放送されました。

 

すれ違っていたお互いの気持ちに気づいて

ようやく素直に

「ごめんね」と言い合えた父と娘。

やっと一緒に音楽を奏でられたふたり。

 

その時に流した父と娘の涙に

とてもココロを打たれました。

 

 

私の母はとても厳しくて

小さな頃は自分の気持ちを言えず

毎日ビクビクしていました。

 

なんなら今も自分の正論を掲げて来るので

嫌な気持ちになることがあります。

もう54の娘に。笑

 

でも

母が厳しかったのは

子育てや家族を守ることに

頑張ってきてくれたからだと

ようやく気付きました。

 

その時の母の気持ちは

幼い私にはわからなかったけど

娘を育ててきて

母が老いてきて

だんだんわかってきたことが増えました。

 

傷付いてきた幼い頃からの気持ちも

母からの厳しいかかわりも

できるなら手放していこうと

思えるようになりました。

 

 

私は

母のように厳しくならないように

娘が自分の気持ちを言えるように

子育てしてきたつもりです。

 

それでも娘は

私の言葉に傷付いたこともあっただろうし

私の表情をうかがっていたこともあったはず。

 

子どもの時に

気持ちをわかってもらえなくて

あんなに辛い思いをしてきたというのに

娘の気持ちがわからなくて

強く当たってしまったこともあります。

 

そんな時に

「ごめんね」と言うと

ホッとする娘の顔を見て

「いけない。やっちまった。」

と反省していましたっけ。

 

母親も父親も完璧にいられるわけはありません。

だから仕方ないというのではなくて

完璧には出来ないけれど

子どもの気持ちをわかろうとしたり

かかわりを考えたりして

子どもと付き合っていくことが

大切なのだと思います。

 

間違えたらすぐ「ごめんね」と

やり直したらいいんですよね。

 

大人も間違えますから。

親でも保育士でも間違える時があるのだから

そんな時は子どもにきちんと謝って

かかわっていけたらいいと思うんですよね。

 

 

義母の認知機能が低下して

今月はいろいろ大変でした。

 

義姉が来て

身の回りのことを整理してくれて

義母の暮らしやすい方法をみんなで考えて

私は私にできることを引き受けて

力を合わせてかかわっていくことになりました。

 

認知機能の低下した人の気持ちは

経験したことのない私たちにはわからないけれど

子どもたちみんなで

母の気持ちをわかろうとすれば

いい方向に向かうような気がしています。

 

そんな簡単なことではないかもだけど。。

 

 

『さよならマエストロ』の父と娘は

5年間もすれ違いのままだったけど

お互い思い合っていたからこそ

分かり合えたのだと思います。

 

来週は最終回です。

父娘、そして家族の幸せな姿を観るのが

楽しみです。

 

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娘からもらった手作りの革小物。

いつも持ち歩いています。