「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

子どもたちの成長に気付かされる

今日から新年度の

通常保育が

始まりました。

 

 

主にMくんの担当として

2歳児クラスに行くことになった私は

昨年度担任していた子どもたちと

今日からしばらく

同じクラスで過ごせることになりました。

 

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私が出勤すると

廊下で「先生」と呼び止められました。

 

見るとMくんのお母さんでした。

ちょうどMくんと登園したところでした。

お母さんは今にも泣きそうな声で

「新しいクラスになって

 前のクラスの先生たちが誰もいないって

 すごく不安です。

 Mは手がかかる子だし

 大丈夫でしょうか。」と言いました。

 

とても不安気で

話す途中から

目も潤み始めていました。

 

うん。そうだよね。

新年度は不安になるよね。 

そのうえ前年度の担任が

ひとりもいないとなると

それはそれは不安だろうと思います。

 

 

Mくんのお母さんには

こう言いました。

 

「Mくんだけじゃなくて

 みんな不安だと思うんですよ。

 子どもたちが慣れるまで

 私がクラスに入ることになりました。

   よろしくお願いします。

 不安なことがあったら

 なんでも言ってくださいね。」と。

 

するとお母さんは

「あーーー。よかったーーー。

 また、Mのことみてやってください。

 どうぞよろしくお願いします。」

そう言って笑顔になられました。

 

私の方こそ

「よろしくお願いします!」

 

私がいることに

感謝をされるなんて

保育士冥利に尽きます。

 

 

Mくんは

お母さんと私が話をしている間に

新しい保育室に

すんなり入り

新しいおもちゃに興味を示して

遊びはじめていました。

 

私が保育室に入っても

最初は私がいることに

気づかずにいましたが

私の声に気づいて

急にキョロキョロして

走って私にくっついてきてくれました。

 

良かった。良かった。

しばらくは

このクラスで過ごさせていただきます。

 

十分くっつくと

 新しいおもちゃに

あれもこれも興味を持ち

次々とおもちゃをひっくり返したり

危ない行動を取ったりしました。

 

そんな姿に

入園してきた昨年度の春を

思い出しましたが

今年度は「それはやめようね。」

と声をかけると

泣いたり暴れたりせずに

やめていました。

 

もっと不安定になるかと思いきや

好きな遊びを提供すると

昨年度のように落ち着いて

遊んだり生活したりしていました。

 

子どもの成長は素晴らしいです。

 

 

Mくん以外の継続児も

昨年度の春とは違って

新しい環境でも泣き出すことなく

ままごと遊びなどを

友だちと楽しんでいる

たくましい姿がありました。

 

みんななんて大きくなったんだろう。

 

予想していた姿より

ずっとお兄ちゃん、お姉ちゃんに

なっていました。

 

 

子どもの成長は

ひとつひとつの積み重ねで

ある瞬間に

大きく成長した子どもたちに

びっくりさせられることがあります。

 

まさに今日がそんな1日でした。

 

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