今朝のスッキリに
だいたひかるさんが出演され
話をしておられました。
だいたさんは38歳で結婚され、翌年から不妊治療を開始されました。40歳で乳がんが見つかったそうです。しかも乳がんと分かった日は、受精卵を体内に戻す当日だったという話は衝撃的でした。
そんな悲しいことあるんですね。
どんなに辛かったことでしょう。
だいたさんはステージ2の乳がんと診断され、不妊治療も中断されました。「最悪。強制終了。一番絶望的で夢も希望もない」とショックを受けられたそうです。それでも旦那様から「悪いところは取って、元気で生きていけるならいい」と励ましを受け、右胸全摘手術をされました。
手術中にリンパにも転移していたことが分かり、術後に抗がん剤治療を勧められたときは「手術で終わると思っていた。ゴールと思っていたので、地獄に限界はないのかと思った」と言っておられました。
地獄に限界はないのかっていう言葉。
すごくわかる気がしました。
「こんなに辛かったのにまた乗り越えるの?」
って感じかな。
旦那様が部屋中に「大丈夫」と書いた紙を
貼られたと聞いて旦那様の温かい想いにも
胸が熱くなりました。
43歳の時、抗がん剤治療を受け入れ全摘した右胸にがんが再発。「あれだけ治療したのにまだ出てくるんだと。冬の暗い海に一人で放り投げられた感じ。どこに向かえばいいんだと」という絶望的な気持ちになられたそうです。
冬の暗い海。
冷たくて真っ暗な所に放り出され
ココロがポキッと折れただろうな。
それでもやはり子どもを諦めることはできず、ガン治療を辞めて、不妊治療を再開されました。「恐いがゼロじゃない可能性にかけたくなった。夢を取った」と不妊治療を選択。その結果、乳がん再発から2年後の今年5月に妊娠されました。
だいたさんは「治療を中止した卵を迎えに行こうと。ずっと冷たい所にいたから、1回だけでも温かい所に戻してあげたかった」と凍結していた受精卵への思いがずっとあったそうです。妊娠が分かった瞬間は「こんなことってあるんだと。がん再発とか全部吹っ飛んだ」と言っておられました。
40歳の時に自分の体に入れてあげられず
すっと凍結され冷たいままの卵を
温かい所、自分の体の中に
戻してあげたかったと言う想い。
だいたさんはもうずっと
卵のお母さんだったんだろうなと思って
涙が止まりませんでした。
お母さんって強い生き物なのだよ。
私も不妊治療をしたことがありますが
ありがたいことに
治療してすぐに妊娠しました。
でも不妊治療の辛さと言ったら
想像のつかないいろんな辛さがあるはずです。
そんな中でのガン。
そして再発。
再発の治療を辞めてまで
「最後に卵を温めたかった」
というだいたさんの想いは
命となって叶ったのです。
ほんと良かったです。
だいたさんは強いお母さんです。
今、だいたさんは妊娠7ヶ月です。
ずっと待っていた卵が
お腹の中で安心して
すくすくと大きくなっていることでしょう。
不妊治療しているときに買っていた
赤ちゃんの可愛い肌着や洋服たち。
早く着せたいだろうなあ。
元気な赤ちゃんが産まれてくることを
願っています。