「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

悲しみを受け入れながらインフルエンザと闘う

再発して抗がん剤治療を終えてからずっと

3ヶ月に一度は

大学病院でガンの検診をしています。

先週の金曜日も行きました。

今回は血液検査だけで

6ヶ月に一度は造影剤のCT検査をしています。

 

再発ガンを見つけるため。

 

造影剤を6ヶ月に一度使用しているが

造影剤のアレルギーが起こる可能性があると

言われました。

 

造影剤からはより多くの情報が取れるわけだけど

アレルギーになると

もう使えなくなります。

 

だから造影剤のないCTと順にしていくことも

検討した方がいいかもねと言われました。

 

 

どちらにしても

再発ガンを見つけるための検査。

再発はするんやな。。。

しないかもしれんけど

する確率は高いから

見つけるための検査をする必要がある

ということです。

 

わかっているのに悲しくなる。

全ては運命だと割り切れない。

 

 

そもそも

最初に卵巣内で出血が起こり

緊急手術した時に

全て摘出して欲しかった。

(その時の病院は近くの総合病院)

 

その時は医師もまさかガンだとは思ってなかった。

にせよ。。。

私の卵巣は大きくなることもあり

定期的に診察してもらっていて

調子のいい卵巣ではなかったのに。

 

なんでこんなおばさんの卵巣を

全摘せんかったんやろ。

なんであの先生はわざわざ残したんやろ。

 

怒り?悔しさ?が込み上げます。

その気持ちがどうしても消えないけど

持っていても辛いだけなんですよね。

 

 

全摘してくれると思い込んでいたけど

「全摘してください」ってあの時言えば良かった。

 

他の病院に行けば良かった。

 

後悔ばかりして

そのことが消えなくて

先週の大学病院の検査の次の日

自分でもびっくりするくらい泣きました。

 

 

もうどうしようもないことなのに

悔しくて悲しくてたまらなくて

でも本当にもうどうしようもないこと。

 

そのことにココロを奪われているのは

もったいないと思っています。

 

でも悲しい気持ちは

無理やり抑え込んでも

逆効果な気がして

出てきた時は

「私、悲しいんだなあ。わかるよ。」と

いちばんの理解者になって

ココロに寄り添おうと思っています。

 

その時は散々泣いた後

アマゾンプライムで『何食べ』を観て

ようやく落ち着きました。

 

 

そんな不安を抱えていた週末。

日曜日の夕方突然ひどい倦怠感に襲われ

なんだ?なんだ?と思っていたら

月曜日には高熱が出て

インフルエンザになっていました。

 

解熱鎮痛剤を飲んでも

ほぼ熱は下がらず

耳がピリッとする痛みが辛い。

 

でもただのインフルエンザだ。

ガンじゃない。

治る。

 

 

高熱なのにお腹が空いて

家にあるものを漁って食べていたら

母が食事を運んでくれました。

 

トマトリゾット

カボチャスープ

オムレツ

麻婆豆腐

 

80歳の母に料理を作ってもらって

運んでもらうことに

罪悪感を感じます。

美味しいトマトリゾットをいただきました。

 

私は母のように

歳を取ってからも

娘に手助けできるかな。

できるといいな。

 

 

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インフルエンザ罹患直前に家族で行った海。

青空で気持ちが良かった。

3人で歩いていることだけで

幸せを感じました。

こんな日が時々あれば十分。

そのために生きよう。