本屋さんにぶらっと立ち寄ったら
「今の私」にぴったりの
すてきな本に出逢いました。
『ほどよく忘れて生きていく』
~91歳の心療内科医の心が楽になる診察室~
藤井医院院長 藤井英子
店頭でこの本のタイトルを見て
すぐ手に取りました。
そこに書いてあるいくつかの文章を
「うんうん。そうそう。そうだよね。」と
ココロの中で頷きながら読んでいました。
私が最近感じていること
そしてようやく気付いたこと
これからの自分に参考になりそうなことが
この本の中に並んでいるような気がして
即購入しました。
本の衝動買いはしない私ですけど
すぐに読みたくて買いました。
読みやすくてもう2回も読みました。
4章に分かれています。
Ⅰ章 「人間関係」はほどよく忘れる
Ⅱ章 「自分をいたわる」は忘れない
Ⅲ章 「過去」はほどよく忘れる
Ⅳ章 「小さな挑戦」は忘れない
Ⅰ章からⅣ章までの中に
全部で71個の項目があります。
ひとつの項目が2ページにまとめられています。
好きなページをめくって読むのも楽しいです。
藤井先生のあったかい文章に
ほんわかと安心した気持ちに
させてもらっています。
筆者は91歳のおばあちゃん先生です。
藤井先生は現在も週6で
心療内科医として活躍されているそうです。
お元気ですよね。
では
本の内容から
私が特に心に残ったところを
紹介させていただきます。
『ほどよく忘れて生きていく』
はじめにより抜粋
自分をまっさきに大事にし、自分の声を聞き、自分をいたわり慈しむこと。そのために、「忘れていいこと」と、その反対の「大切に心に留め置きたいこと」を提案してみたいと思います。必要のないものを「忘れる」ことで、自分が本当に大切にすべきものごとが見えてきます。
いやなこと、執着、行きすぎたこだわり、誰かへの期待、後悔、過去の栄光は、ほどよく忘れるほうがいい。
その一方で、自分自身のことに集中すること、自分の居場所を心地よく保つこと。大事にしたい絆を大切にし続けること。ありがたいと思う心。それらは忘れずに、日々心に留めておく。いい塩梅を見つけたいと私も日々模索中です。
人はもしかしたら「覚えていすぎ」なのかもしれませんね。「忘れていい」とちょっと気持ちを変えることで、さっぱりとした気持ちのいい心で、毎日楽しく過ごせる気がします。
Ⅰ章より抜粋
03.人の意見に耳を貸すことは大切。でも、気にしすぎないことはもっと大切です。人の意見なんて、本人も覚えていない、無責任なことも多いものです。
04.人と自分を比べる必要などありません。まずは、自分そのままで「どうやれば心地よくなるか」「安心できるか」を考えましょう。
06.「苦手な人とうまくやろう」なんて最初から思わないことです。関りを絶てないならば、相手のことを考えない時間をつくること。
14.現実が思い通りでないなら、何かが違う、のサインです。別の方法を試してみましょう。
Ⅱ章より抜粋
16.衰えていくことを必要以上に恐れずに。ほどよく付き合っていきましょう。認知症の心配もほどほどに。
17.心とからだはつながっています。からだの問題の原因が心にある場合もあります。
32.人生後半は、無病息災より一病息災。年齢を重ねてなお完全を求めるより、今あるのもに目を向けて。感謝の毎日を過ごしたいものです。
37.忙しさで心を亡くしてはいけません。半強制的にでも、ときには自分を休ませなくてはなりません。
Ⅰ章もⅡ章も
自分を大切にしていなかった過去の私に
教えてあげたい。。。
でもきっと今の私だからこそ
ココロに入ってきたのかもしれませんよね。
Ⅲ章より抜粋
44.いいことも悪いことも。ほどよく「忘れる」ほうが、いい気がします。
46.過去は動かせず、未来はわかりません。でも、「今」だけはコントロールできます。未来の心配は「保留」にして、今できることだけに集中します。
Ⅲ章の上の項目を読んだとき
前回の記事に書いた私の気持ちと重なって
嬉しくて、自信にも繋がりました。
「うん。それでいいよね。
過去の後悔も未来の不安も
考えても仕方のないこと。
だから不安は横に置いたまま
今を大切にしよう。」
Ⅳ章より抜粋
70.大笑いすると、からだじゅうがエネルギーで満たされます。さあ、いつどこで笑ってやろうかと、おもしろいことを探します。
笑いには貪欲でなくっちゃね。
小さな楽しみを大きな喜びに変えるのも
自分次第なんだと思います。
笑えることを見つけたら
声に出して思い切り笑おう
前回書いた記事をもう一度読み返して
自分の大切にしたいものと
手放したり保留したりするものを
再確認しています。
とても素敵な本に出逢えて幸せです。
これからも幾度となく
ページをめくることでしょう。
皆様に
ステキな出逢いがありますように。
楽しい1日になりますように。
今日の朝散歩の空は雲ひとつない青空でした。