「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

娘のSOS

朝散歩のいつもの道に

毎年咲くタチアオイがあります。

 

タチアオイは背が高くて

梅雨が始まる頃に

下から順に花を咲かせ

梅雨が終わる頃に

いちばん上の花が咲き終わります。

 

タチアオイの花を見て

梅雨の始まりと終わりを感じます。

 

 

今朝のタチアオイ

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すっかり上まで咲き終わり枯れた姿。

 

いつも写真に撮るのは

おもしろい雲やきれいな花。

枯れた花を写真に収めることなんてないのだけど。

 

今枯れているタチアオイ

また来年の梅雨の時期には花を咲かせ始めます。

 

それは人間に見てもらいたいからでもなく

梅雨の時期をしらせるためでもない。

 

枯れている時期も

タチアオイの生きている証なのだよな。

 

そう思ったら

人生だって

いつも花を咲かせていることはできず

しおれたり枯れたり芽吹いたり

いろんなことがあって

花を咲かせる時期もある。

花も人も同じだな。

 

 

娘が幼少期の頃

家の花壇にオシロイバナのタネを撒き

たくさんのオシロイバナを育てていました。

 

オシロイバナは夕方4時ごろに花を咲かせ

朝にはしおれてしまいます。

そしてまたその日の夕方

つぼみが花を咲かせます。

毎日同じ時間に花が咲きます。

 

夜に咲いても誰にも見られないのだから

昼間に咲いていればいいのになんて思うのは

人の勝手な思いで

花は人に見せるために

咲いているわけではありません。

 

 

娘が小学2年生の夏休み

自由研究でオシロイバナのように

決まった時間に開花する花の不思議を

調べたことがあります。

 

オシロイバナが夜間に咲くのには理由があります。

花粉を運んでくれるガが

夜間に活動するからです。

 

そのためにオシロイバナは夕方咲きます。

毎日決まった時間に花を咲かせるのは

太陽の陽射しの強さや変化によるものです。

 

 

オシロイバナにはオシロイバナの生き方があり

人にもその人その人の生き方があるんですよね。

 

しぼんだり枯れたりと

元気のない時もあるものです。

それも生きている証なんでしょうけれど。

 

 

娘とオシロイバナのタネを割って

中から出てくる白い粉を

オシロイのように肌に塗って

よく遊びました。

 

そんな娘から

最近よくSOSが送られてきます。

 

 

今はしぼんでいる(元気でのない)時なんだろうな。

わかっているけど

母としてどう接したらいいのか悩みます。

心配ばかりしています。

 

私のかかわりは

娘にとっていいものなのか

もしかして枯れさせているのではないか。。。

 

こんなに娘のことが好きで

これまで何度も娘のSOSと付き合って

乗り越えてきたのに

今回もまた悩んでいます。

 

 

生きづらいところを持っている娘のことが

大事で大事でたまらないし

その辛さを理解しているつもりでも

本当の辛さは本人にしかわからず

時に傷つけるような言葉を発することもあり

どうしたらいいのかわからなくなることばかり。

 

私自身がココロの病で

辛い経験をしていても

適切な言葉が見つからない時もあります。

 

 

でもきっと。

また花が咲く。

水も肥料も

あげすぎても足りなくても育たないものです。

 

娘のSOSを

私はどう接するか。

娘のココロをよく見ながら

助けになりたいと思います。

 

 

生きていれば花は咲く。

 

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今年の梅雨時期のタチアオイ