今日は燃えるゴミの日です。
ゴミ出しをしていると
向こうから台車に2つのゴミ袋を乗せて
近所のおばあちゃんがやってきました。
お互い名前を知っていて
会ったら挨拶するくらいの関係性。
自分のゴミを収集ボックスに入れたあと
蓋を開けて待っていました。
おばあちゃんの身長だと
収集ボックスの蓋の開閉が
大変だろうなあと思ったからです。
「おはようございます。」
「ありがとう。今日も良い天気やねえ。」
「あったかい日が続いてますね。」
重そうに持たれているゴミ袋に手を差し伸べて
収集ボックスに入れると
「ありがとう。いつもありがとう」と。
初めてお手伝いしただけなのに
しかもひとりでできることかもしれないのに
「いつもありがとう。」と。
とても嬉しかった。
褒めてもらったとか助けてあげたからとか
そんなことではなくて。
言葉を交わせたことが嬉しかったんです。
人との付き合いには
難しいことも多いけど
何もしなければ言葉を交わすことのない場面で
お互い言葉を交わすのが
心地よく感じました。
昨日
義母の要支援・要介護申請をしました。
先日ギックリ腰になり
歩行が困難になったことで
義母は不安が募ったのでしょう。
自分で地域包括支援センターの職員さんに
電話したのです。
しっかりしているからではなく
息子たちに相談しても軽くあしらわれ
不安を外部に求めたのです。
(私は旅行中でいなかったし)
義母は小さなことでも不安になると
まず私に電話がかかってきます。
長男(旦那)でもなく
長女(遠方の義姉)でもなく
嫁の私に。。。
包括センターの職員さんに
「この人、私の命綱なが。心の拠り所。」
と私を紹介していました。
義母は時系列に沿って説明できなかったり
質問をすると最初から話すので長かったり
途中で違う話題になって本人も困惑したり
質問しても適切な答えが返ってこなかったり
思い込みで同じことを聞いてきたり
それが
息子たちには理解できず
会話するのがめんどくさいと言います。
義母に対して強い言い方もします。
「育ててもらったお母さんなんやよ?」
と言っても
「わざとそうしているんじゃないか。」
「もっとしっかりして欲しい。」
と思っていてそれを義母に求めています。
義母はゆっくりひとつずつ話せば
その時は理解することができます。
でも忘れて不安になると
私に聞きたくなるんです。
その時はまた伝えて
「なんも心配いらんから大丈夫やよ。」
と言うと安心します。
今回の申請手続きでは
本人の前で言いにくいことを
箇条書きにして提出すると良いと
地域包括支援センターの職員さんから
聞いていたので
私がメモしたものを一緒に提出しました。
そのコピーを読んだ旦那が
「え?
改めて文章にしてもらったら
こんなに酷かったんやって思えた。
ちょっとショックやな。」と。
え?
今?
今わかったん?
って思いましたけど
まあ、伝わって良かったです。
そしてそれを義姉に送信していました。
義姉はおかあさんとの電話が長くなるので
しばらく電話をしていなかったそうです。
今回のことや
普段私が簡単な支援をしていることがわかって
申し訳ない気持ちになったから
これからはたまに電話をすると
言ってくれました。
義姉にはメールで
「お母さんが少しでも元気でいられるように
できることをしていこう。」
と伝えました。
義母のことが
旦那にも義姉にも伝わって良かったです。
私も歳をとって
できなくなってきたことがあります。
だから介護することは
自然なことだと思っています。
そしてそれは
ひとりで抱え込んではいけないと思います。
地域包括委員さんやケアマネージャーさん。
病院のスタッフさんやご近所さん。
いろんな人たちに助けてもらいながら
家族でかかわっていかなければ。
みんな順番。
順番に歳をとっていきます。
とっても自然なことで
みんな支援が必要ですからね。
私も圧の強い母に
未だに打ちのめされたり(笑)
助けてもらったりしているけど
今は元気な母も
いずれ支援と介護が必要になってくる。
順番に助け合っていけばいい。
それだけです。
ピンクのジニアは
猛暑の夏の間からずっと
たくさんの花を咲かせてくれました。
夏の間
ちっちゃな蕾のまま
全く花を咲かせなかったマリーゴールドは
涼しくなってくると花を開き始めました。
花もそれぞれ。
みんなそれぞれ。