「今」を大事に生きていく

過去は変わらず未来はわからないのだから

母として考える 後悔と反省

朝からやってしまいました。

娘からのLINEの文言にイラッときて

電話をかけました。

そして娘に強い口調で言ってしまいました。

 

娘は不安症です。

抗不安薬を飲めば気持ちが楽になるよと

主治医から勧められましたが

服薬するのが嫌だと言い飲んでいません。

 

仕事もできているし

一人暮らしもできている今は

服薬はあなたの自由でいいと

主治医から言われているようです。

 

 

最近の不安案件は

自動車の運転中に人や車にぶつかったのではないか

ということ。

 

駐車場に停めたとき車が揺れた気がするけど

隣の車にぶつけたのではないか

とか

よろよろ自転車に乗っているおばあさんの横を

車で通った時に足を踏んでいないか

とか。

 

そういう心配をしている自分は

変だとわかっているけれど

不安がおさまらないのが辛い

と言います。

 

わかっているけど不安になるって

辛いだろうなーと気持ちがわかるので

私にLINEをしてきた時は

まずは不安な気持ちを聞くようにします。

 

それから

ぶつかればわかるから大丈夫と

ひたすら言います。

 

ひき逃げ事件がニュースで取り上げられると

ぶつかってもわからないのではないかと

不安になるようなので

そういう人はぶつかったことに気づいても

気づかないふりして逃げてるだけだと伝ると

ようやく気持ちが落ち着きます。

 

 

今朝は

急に重い病気ではないかという不安が

襲ってきたということでした。

 

数ヶ月前

排便の際に紙に血がついて

便器の水が赤くなったと言いました。

その時はそばにいたので

状況をよく聞いて

切れ痔ではないかということで

落ち着いていたのです。

 

それを今朝急に思い出しLINEが来たのです。

「あのとき便器が真っ赤やったけど大丈夫かな?」

「紙にも血がついてたし病気じゃないかな?」

「〇〇っていう病気の場合もあるらしい。」

 

それを見て引っかかったのは

「便器が真っ赤」という表現。

真っ赤になるほどなら診察した方がいいけど

あの時そんなこと言ってた覚えがないし

真っ赤という表現は本当に正しいのかということ。

 

不安が増大して

そういう表現になってしまっているのではないか。

ネット検索でもしてどんどん不安になり

自分で病気を疑っているんじゃないか。

 

いつものように娘の気持ちを聞いて

大丈夫だと言えば良かったのかもしれないけど

それって本当に正しい解決策なのか

わからなくなりました。

 

 

電話をすると

「もしもし。。」と言う娘の声が

診断でも下されたかのような暗い声。

 

私は

「真っ赤ってほんとに正しい表現?」

と唐突に言ってしまいました。

 

「真っ赤と言ったら

 絵の具を水で溶かしたようなのを想像するけど

 本当にそうやった?

 そのままをきちんと伝えてくれんと

 お母さんだってお医者さんだって

 わからんよ。

 そんなに真っ赤なら紙で拭いても拭いても

 出血は止まらんと思うよ。

 正確にそのままを伝えて!」

 

そしたら

そこまで赤くなかったけど

急に心配になってきたと言います。

 

「あとはすぐにネット検索して

 自分で不安を煽らないこと。

 出血、病、で検索したら

 そりゃこわい病名が出てくるやろ。

 検索するのやめた方がいいよ。」

 

娘はちょっと冷静になったのか

怒られたから仕方なかったのか

そのまま電話を切りました。

 

 

もしも本当に病気だったら

そう思ったら私も不安になってきたし

不安症の娘にあんな言い方をして良かったのか

ずっとグルグル後悔が回っています。

 

私も抑うつ状態になると

主治医から言葉をかけてもらっているのに

次の受診まで不安になって

ネット検索をしてしまうことがありました。

だから娘の気持ちはわかります。

 

でもその行為は大概はいい方に向きません。

不安を煽られるだけです。

誤った情報も多いし

自分に合った情報かもわかりません。

 

 

私はこれからも

生きにくい娘の辛さを受け止めて

できることは助けになりたいと思っています。

 

でも

ずっとそうしていることもできないわけで。

自分で不安を紛らす方法や対処を

考えてほしいとも思います。

 

 

でもでも

今朝の私の電話は

幼い頃に受けていた

私の母の言い方と一緒じゃないかと思うと

悲しい気持ちになりました。

 

幼い頃の母は怖くて

自分の思いを言っても

ピシャッと突っぱねられたり

言いくるめられたりして

わかってもらうことを諦めていました。

そのうち母には何も言わなくなりました。

そうならないように

娘を育ててきたつもりです。

 

気持ちをわかってもらえない辛さを

私はよく知っているはず。

今朝のやり方は良くなかった。。

伝えてもいいけど怒ったらダメやったよな。

 

強い言い方をしたら

娘を萎縮させてしまうだけ。

なんも解決していない。

私のイラついた気持ちを

吐き出しただけになってしまいました。

 

娘は何も悪くない。

そういう特質があるだけ。

そういう育て方をしてしまったのも

要因かもしれん。

 

今朝のこと

とても反省しています。

 

 

強く言ってしまったことを謝ろう。

そして伝えたかったことを

もう一度冷静に伝え合おう。

 

必要な状況なら受診も考えて

病院に付き添いしよう。

 

主治医から不安なことを言い続けたら

楽しいことに気持ちを切り替えてあげることも

効果的と言われていたんだった。

 

最後に楽しい話をしよう。

今度どこのカフェに行くか一緒に考えようか。

平安時代の話をして

私のびっくり発言で笑わせようか。。。

 

ほんとにダメなお母さんや。

ごめんね。

お母さんの言い方良くなかったね。

本当にごめんね。

 

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